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天草コレジヨ館のグーテンベルクの活版印刷機に会いに行きました。3回目です。行く度に感動が増します。複製ですが、世界にここにしかない歴史を感じさせるものです。欧遣少年使節団が持ちかえり、ここ天草で金属活字で印刷され出版されたのです。ポルトガル式ローマ字ですが、何となく読めます。当時の人々の勉学に対する熱いものを感じました。印刷機は、当店にあるものと見かけは全く違いますが、構造的には同じなので、御先祖のようでした。歴史と信仰の町、天草です。DSC 2931

御船に活版印刷があるとは知らなかったとお客様。細々としぶとくやっています。

喫茶店経営のお客様は、当店オリジナルの活版コードをご覧になり、自らデザインして来こられました。活版コード正方形なのに対して、ドリップをイメージした逆三角形。そして、5対3の大きさ。やったことないけど、探し当てて来られたのだからしっかり応えなければ。

原稿には、お客様の人生、珈琲に対する気持ち、お客様を大切になさっている様子が込められていました。多分一生かけて珈琲道を追究されるのだろうなど勝手に想像がふくらみました。

そして、組み始めました。

「申し訳ありません。入りません。」                           活字には限界があります。パソコンのように自由自在に大きさや場所を変えることができません。大切な言葉や数字が指定された場所に収まらないのです。困りました。お客様に画像を見ていただいて相談しました。すると、スッキリして凄くいい、想像以上だと即ok。ありがとうございます🎵よかったです❗

紙は、温かい色で優しい手触りの「ハーフエア  コルク」に一枚ずつ心を込めて印刷しました。

休みの日に映画を見て至福の珈琲をいただきに参りましょう。     ありがとうございました。DSC 2918