池田活版印刷所便り_Blog

鹿児島から、ファミリーのお客様がありました。前日、御船の吉無田高原をマウンテンバイクで駆けられたとのこと。四駆のルーフには5台のバイクが鎮座(古い‼️)していました。DSC 3622聞くと、小学校を卒業したばかりの長男さんが活版印刷にはまってしまったそうです。ほしのさなえさんの「活版印刷 三日月堂」を読んで、その魅力に取り付かれたとのこと。まさか、御船に活版印刷所があるとは、ということでお電話がありました。

工場に入られたとたん、目をキラキラ輝かせて、これが活版印刷‼️とすっかり工場の空気に馴染まれたようでした。

6年生、3年生、1年生は、思い思いの名前の年生栞の作成を始められました。1年生は、漢字の初号と5号の記号を使って、3年生は3号のアルファベットを使って、6年生は5号で四字熟語を使って、とても楽しそうでした。小さな活版印刷の機械を持っているそうです。ご両親は優しく見守っておられました。赤ちゃんはちょこちょこ歩いて庭のお花を見ていました。

皆さん、満足して帰られました。月曜日のいいスタートになりました。活版印刷の魅力を奨学生がわかってくれるとは、明るい未来を感じました。ありがとうございました🎵

春爛漫。この花は何でしょうか?

美里町の椿というバス停近くに咲いています。数えきれないくらいたくさんの木が植えてあります。色、形、香り、佇まい…素晴らしい!もう春、春、春と興奮してしまいました。

一昨年、車で通りかかったときに満開でした。車から降りて眺めたことでした。そして、先週日曜日、思い出して再会してきました。舞子さんのかんざしのようで、手のひらにピタッと収まり重量感があります。沈丁花のような優しい香りが山いっぱいに広がっています。

この花はミツマタです。

和紙の原料となるコウゾ、ミツマタ。そのミツマタです。木の根元の所から細い茎がたくさん伸びています。その部分が原料として使われるのではないかと思いました。こんなに身近に和紙の原料があるのに感動です。次は、和水町の和紙工房に行ってみたいです。

 

DSC 3585

明日でお店を閉じられるヒロタ印章さんに御挨拶に行って来ました。御縁がありまして、昨年パンタグラフという古い機械を無償で譲っていただきました。大きく立派な機械で、廣田さんのお店で長く活躍していたものです。廣田さんの繊細で美しいプレスマークは、職人技の極みで感動しました。手仕事の素晴らしさと人生観を教えていただきました。ありがとうございました。

お店は既に片付いて寂しく見えましたが、廣田さんのやりきったという清々しいお顔がとても印象的でした。     お疲れさまでした。

DSC 2419 ロジックアーキテクチャ様の広報誌にうちが取り上げられました。今日、担当のS様が届けてくださいました。表紙は新町の長崎次郎書店。高校生のとき、よく通った懐かしい書店です。その冊子にうちが載っているなんてとても感激です。写真も文もとてもステキです。良すぎるくらいです❗ありがとうございました

ロジック様のwebで閲覧できるそうです❗

DSC 2411T様のご注文は、お身内の方へのご栄転祝いのお名刺でした。両面印刷で、裏面は英文です。厚手で少し黄色みがかった紙を選ばれました。肩書に相応しい重厚な一枚になりました。T様は、これが活版印刷ですか、想像以上です、と感激されました。小さな紙ですが、その中に詰まったさまざまな想いがあふれて見えるようでした。送り先の方が喜ばれますように。

T様ご夫妻、ありがとうございました🎵またのご来店をお待ちしています🎵

 

 DSC 2413  毎年ご注文の納付書印刷。間に2本のミシン線を入れます。中心線を探りながら、15枚位ずつ機械の中に入れてグイとレバーを下ろします。古い機械ですが、ちゃんと役目を果たしてくれます。キレイなミシン線が入りました。

今日は肥後ジャーナル様の取材を受けました。質問されると原点に帰ることができるので、つい、喋りすぎてしまいました。(笑)

この時間、めったに外から見ることはないですが、工場の外観は、なかなかレトロでしょう🎵DSC 2410

春いっぱいのお弁当🎵T様とO様の合作です。

御船は自然の恵みも   人の想いも最高です❗

中身を見てみたいです

DSC 2412

DSC 2409印刷機の後方にインキ壺があります。今日は、思いきって全部のインキをヘラで取り除きました。長らく手入れをしていなかったので、固まったものが出てきました。印刷ムラの原因になります。

60年くらい使い続けている機械です。これからも一緒に楽しく仕事をして行きますので、優しく可愛がっていこうと思います。H印刷の社長様が言われました。「機械はウソつかんです。」

新しいインキが明日には、ローラーにしっかりとのってくれるでしょう。

DSC 2407T様より「御船の旬の玉手箱」春のお弁当のお品書きのご注文をいただきました。昨年11月の当店の130周年記念祝賀会のお弁当を依頼したのですが、御船の旬がいっぱい詰まった見たことのないお弁当で大好評でした。今回は筍や桜やクレソンなど、旬のものを贅沢に詰め合わせてあります。

今日は組版まで。

真心と心意気の詰まったお弁当に活版印刷のお品書き。御船ならではのコラボです🎵