池田活版印刷所便り_Blog

2023.11.16 冬近し

DSC 4854今日は、印刷を頑張りました(笑)  昨日版を組みましたので、今日は一気に印刷に取りかかりました。名刺が3件、喪中ハガキが2件。枚数が少ないので大変なことではありませんが、お客様の想いを受けて、満足していただけるように心配りしました。

ブルーがお好きなお客様。青系の名刺紙もたくさんあり、どれを選ばれるかなと思っていましたら、11月の空のようなブルーでした。両面印刷です。昨日裏面を印刷し、乾かして今日表面を印刷しました。圧がかかりすぎないように、それでいて活版印刷とすぐ分かるように調整しました。いい感じです。

畳屋さん。一目見て畳屋と分かるようにして欲しい。難題。娘に頼るしかない。畳の消しゴムはんこを作って❗色は新品の青い畳をご希望。我が娘ながら、よくぞ畳を彫りました上手い❗

林業の方はいつも「桧」です。立派な緑色の箱を開けると、白い帯がかかっていて爽やかな桧の香りが一瞬にして広がります。うーーんいい香り。印刷の時は香りを楽しみながら一枚一枚刷ります。100枚はあっという間でした。

喪中ハガキは悲しいものです。お二人ともご近所なので、よく知っています。例文の中から選ばれ、紙は当店で準備しているものの中から選ばれました。亡くなられた方にふさわしい重厚な、そして、優しげな紙です。しばらくはお喋りして帰られました。文字は正楷書。お客様の想いをしっかり閉じ込めた仕上がりになりました。

さあ、明後日はいよいよ活版ウェストに行ってきます。活版印刷の可能性と広がりをしっかり見てきます。とても楽しみです。