版は大きくなりました。
長年ご注文をいただいているところですが、今回の封筒の色はブルーです。フネッピーも健在です。
進化したお名刺。この一枚で多くの情報を発信することができますね。檜の香りが、いっそう印象を深くすることでしょう。
書体の違いを見てみようと「御船太郎」で2枚印刷してみました。今でも返版するとき間違って違う活字棚に戻すことがあります。それぞれの特徴が、よく見えました。
長年にわたってK様ご愛用のお名刺は、檜(ひのき)の両面印刷です。もちろん、板ではなく印刷できるように薄く加工してあります。檜の香りが、いい気持ちにさせてくれます。
今回は、表面に会社のロゴを、裏面に4つのQRコードを入れます。亜鉛凸版を切り取り、版の中に組み込んで行きます。なかなか難しいところがあります。切り口の処理、機会の圧、インキの量、紙との相性、活字の高さとの関係。今までは、修正、修正を繰り返してきた亜鉛凸版。ドキドキしながら1枚刷ってみました。何と今回はスムーズにできたと思います🎵
K様に見てもらって本刷りです❗
T様のお名刺は、紙は山桜のシルバー(グレー)に、4号四倍 (約2㎝四方)の活版コードとシンプルにお名前と携帯番号。活版コードの中央には2号明朝で堂々と「野」。回りにお仕事や趣味を並べました。落ち着いた雰囲気に強い意志を感じる一枚になりました。
新しいお仕事を始められるT様のご活躍を祈ります。
ありがとうございました🎵
お昼に突然、TVの取材がありました。何と、間寛平さんの「熊本がいい〜の」の番組取材でした。
古い活版印刷に大変興味を持たれ、たくさん質問されました。でもギャグの連発で笑ってばかり。近くで見れて元気が出ます。名刺を作りたい、ということで活字を探すのに賑やかで楽しそうでした。印刷行程をしっかりと覗いておられました。出来上がった名刺に味があるなあと感心された様子でした。
気さくで笑いの伝道師🎵ファンになりました❗
ご来店ありがとうございました🎵
TKU テレビくまもと 5月11日 20時放送です。
紙の送りが悪くて、機械を止めて見てみると2本の糸が緩んでいました。印刷された紙は一旦6本の 糸に乗り、下から10本の細い竹がぐいと持ち上げて180度バッタンと受け台に送ります。たこ糸を胴にくるりと通してしっかり結びました。
調子よく機械が回りました。
竹と糸、大きな存在です❗
ちなみに竹は御船産、近くの竹屋さんの奥さんに削ってもらったものです。大切に使っています🎵
地域に支えられている店です。
解版すると、活字はこんなに少ないです 。これが1枚の紙に乗って、お弁当の蓋を飾るのです。先日来られたお客様が、「どうして同じ文字がいくつもあるのですか?」と素朴な質問をされました。 1枚の紙に同じ文字が何回も出てくるときは1個では足りません。なるほど、キーボードは同じ文字が次々に出てきますもんね。不自由な活版印刷、面白い活版印刷、頭を使う活版印刷。
午後のお客様は「ここぞというときに出したい名刺」のご注文でした🎵ありがとうございます。
今日はポストカードの 宛名面を印刷しました。 御船町のK様のご注文で、表面はオリジナルの図柄のポストカードで6種類あります。とても自然で他にはない面白いカードです。今日は1200枚終わりました。明日は残りの600枚印刷します。全部手差しです。お客様の喜ばれるお顔を想像してガッチャンガッチャンとリズミカルに頑張ります🎵。
4 今日から4月。当店のカレンダー を入れ替えました。文字は活版印刷、「幸」の一字を桜の下に入れました。幸せが花びらに乗って降り注ぐようにというねがいを込めて。桜は娘が消しゴムはんこで彫り、一枚一枚色味を考えて押しました。
御船川の畔は、今は八重桜が満開です。犬の散歩の時しばらく立ち止まって幸せを感じています。