池田活版印刷所便り_Blog

昨日4/26(火)RKKテレビの取材がありました。

産交バスの終点界隈をぶらり散歩するという企画でした。そこは、本町通りといい、昔はとても賑わっていたところです。うちの店もずうっとそこにあります。

実は4月に入って2回目の取材でした。前回は、BSジャパネクストで、東京からのリモートでした。遠く離れていても仕事が出来るとは便利な世の中ですね。

珍しいから取材対象になると思いますが、せっかくいただいた機会ですので、活版印刷の面白さや奥深さを伝えたいと思っています。そして、活版印刷が発展していくことを願っています。

現在、若いデザイナーさんとコラボ商品の開発中です。こういった輪がどんどん広がっていくといいなあと思います。

さて、テレビでは、隣の築200年の街なかギャラリーや大行列のできるたしろ食堂が登場しますので、ぜひご覧くださいませ。

5月18日(水)午後7時    RKK週刊山崎くん  です。DSC 3680

令和になったとき、記念して活版印刷と和綴じの令和ノートを作りました。黄色い表紙の横罫線と青い表紙の縦罫線のノートです。在庫はもう4冊しか残っていませんでした。        DSC 3649  そこへ町内の消防署からノート作成の依頼がありました。県の意見発表会が御船町であるので、発表者に記念になるものを贈りたいということでした。御船町の中でいろいろ探されたそうですが、光栄なことに当店を選んでくださいました。

オリジナルのノートになります。表表紙と裏表紙は担当の方 がデザインされました。思いがびっしりと詰まっています。当店の活版コードを使っていただいて嬉しかったです。

綴じ糸は、赤で、とご指定がありました。消防の色は赤ですからと。なるほどですね。出来上がりは力強く、また、温かい感じになったと思います。中の罫線も線が均一ではなく味のあるページになっています。手作りのよさが気に入っていただけると、最高に幸せです。

ノートの中に小さな栞を入れさせていただきました。手にされた方は、どんなことを書かれるのでしょうか?

上益城消防組合様、ありがとうございました。担当の方は何度も足を運ばれ、確認しつつ「活版印刷はよかですね。」とほめてくださいました。令和ノートは、これからどんどん発展していくかもとちょっと期待しています。

また、どうぞ宜しくお願いします🙇⤵️

版は大きくなりました。

長年ご注文をいただいているところですが、今回の封筒の色はブルーです。フネッピーも健在です。

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進化したお名刺。この一枚で多くの情報を発信することができますね。檜の香りが、いっそう印象を深くすることでしょう。DSC 2499

書体の違いを見てみようと「御船太郎」で2枚印刷してみました。今でも返版するとき間違って違う活字棚に戻すことがあります。それぞれの特徴が、よく見えました。DSC 2473

長年にわたってK様ご愛用のお名刺は、檜(ひのき)の両面印刷です。もちろん、板ではなく印刷できるように薄く加工してあります。檜の香りが、いい気持ちにさせてくれます。

今回は、表面に会社のロゴを、裏面に4つのQRコードを入れます。亜鉛凸版を切り取り、版の中に組み込んで行きます。なかなか難しいところがあります。切り口の処理、機会の圧、インキの量、紙との相性、活字の高さとの関係。今までは、修正、修正を繰り返してきた亜鉛凸版。ドキドキしながら1枚刷ってみました。何と今回はスムーズにできたと思います🎵

K様に見てもらって本刷りです❗

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nanohana

T様のお名刺は、紙は山桜のシルバー(グレー)に、4号四倍  (約2㎝四方)の活版コードとシンプルにお名前と携帯番号。活版コードの中央には2号明朝で堂々と「野」。回りにお仕事や趣味を並べました。落ち着いた雰囲気に強い意志を感じる一枚になりました。

新しいお仕事を始められるT様のご活躍を祈ります。

ありがとうございました🎵

DSC 2459お昼に突然、TVの取材がありました。何と、間寛平さんの「熊本がいい〜の」の番組取材でした。

古い活版印刷に大変興味を持たれ、たくさん質問されました。でもギャグの連発で笑ってばかり。近くで見れて元気が出ます。名刺を作りたい、ということで活字を探すのに賑やかで楽しそうでした。印刷行程をしっかりと覗いておられました。出来上がった名刺に味があるなあと感心された様子でした。

気さくで笑いの伝道師🎵ファンになりました❗

ご来店ありがとうございました🎵

TKU  テレビくまもと  5月11日  20時放送です。

DSC 2455 紙の送りが悪くて、機械を止めて見てみると2本の糸が緩んでいました。印刷された紙は一旦6本の 糸に乗り、下から10本の細い竹がぐいと持ち上げて180度バッタンと受け台に送ります。たこ糸を胴にくるりと通してしっかり結びました。

調子よく機械が回りました。

竹と糸、大きな存在です❗

ちなみに竹は御船産、近くの竹屋さんの奥さんに削ってもらったものです。大切に使っています🎵

地域に支えられている店です。

DSC 2451 解版すると、活字はこんなに少ないです 。これが1枚の紙に乗って、お弁当の蓋を飾るのです。先日来られたお客様が、「どうして同じ文字がいくつもあるのですか?」と素朴な質問をされました。 1枚の紙に同じ文字が何回も出てくるときは1個では足りません。なるほど、キーボードは同じ文字が次々に出てきますもんね。不自由な活版印刷、面白い活版印刷、頭を使う活版印刷。

午後のお客様は「ここぞというときに出したい名刺」のご注文でした🎵ありがとうございます。