先週、若いお二人が活版印刷体験に来られました。道を歩いていて看板に気づいたそうで、ひょっこり覗かれました。
何を作られますか?しばらく考えられて「夢に向かって」と今日の日にちです。
大きい2号明朝体。「夢」がなかなか見つかりません。必死に探される様子がとても 仲良くて、ほのぼのといていました 。夢は(くさかんむり)ではなく、(夕)の部にありました。 見つけたときは手を叩いて大喜びされていました。
お二人の夢が叶いますように。
デザイナーさんが持ってこられた厚さが1.52ミリの樹脂版。これほど厚いものを扱ったことがなかったので、ちょっと心配でした。デザイナーさん立ち会いのもと、手を合わせて機械にかけてみました。
ガッチャンと版が戻ると、絶叫。何とくっきり、ぼっくり、圧ががって、いままで見たことのない印刷の出来でした。紙は厚くて柔らかいものを使用しました。デザイナーさんは大満足で、いろんな紙に試し刷りをして、「たのしいい〜」と目を輝かせていました。
これをヒントに次に繋がる作品が出来そうです。
昨夜からの雨風雷は怖かったですね。眠れないくらい激しく打ち付けていました。明け方、防災無線に耳を傾けると、御船川が増水しているという内容でビックリしました。TVからは、大雨洪水警報、土砂災害携帯が次々と発せられています。昨年の人吉球磨大災害が頭をよぎりました。新橋は、今にも越えそうになっていました。
その後、次第に雨は小降りになりました。災害はいつやって来るか分からないと、気を引き締めた一日でした。
工場の前の庭は、バンマツリが盛りを過ぎて、雨に似合うアジサイが咲き始めました。