野帳の表紙に印刷をしてほしいと依頼がありました。
既製品の野帳「スケッチブック」に印刷をするということは全く初めてで、聞いたこともありませんでした。理論的には出来そうですが、厚い表紙に上手く印刷できるかわからない。でも、チロチロとチャレンジの火が燃え始め、やってみよう!
県の「森づくりボランティアネット」様からのご注文です。ボランティア活動された方へのノベルティということで、担当者様の熱い想いが込められています。表紙のデザインも依頼されました。うちの活版女子はデザイナーの卵です。担当者様と活版女子はやり取りを重ねて、だんだんと洗練されていき、大きなメッセージを含んだデザインが完成しました。手前味噌ですが、本当に良くできました。若い溌剌としたデザインです。担当様も大変満足されました。直ぐに亜鉛凸版を注文しました。
さて、印刷をどうするか。紺色の表紙に黒インキでは見えないだろう、ならばシルバー!
ところがインキが全く載らないのです。試行錯誤が続きます。ありとあらえる方法を試しますが、なかなか思うようにシルバーが出ません。両サイドはキレイに載るのに、中央部がぼんやりと薄いのです。もう一人の活版女子は冷静で、位置を確認します。定規とペンとハサミを持って夜遅くまで臨みます。翌日、ならばこうしたらどうか(企業秘密!)、何とくっきりはっきりきれいに印刷できたではありませんか。万歳🙌 やったぁ😃✌️万歳\(^-^)/……版を高くしただけなんですよ……同じように何回も試していたのですが、絶妙な調整が上手くいったようでした。裏表紙は、スムーズに刷り上がりました。お洒落で美しいノートが完成しました🎵どこにもないものが出来ました。嬉しいですね。
活版印刷の可能性がまた一つ広がりました。担当者様、ありがとうございました。また、3人のチームワークがよかった。達成感を味わい、何でもできるかもと野望がふくらみました。私も一冊欲しくなりました(笑)