いつの間にか蝉の声が聞こえなくなり、コオロギの声が近くで聞こえるようになりました。9月です。
おしろ蚤の市で、運命の出会いをしました。
中村汀女さんの句集が目に留まりました。俳句には興味がありましたし、高校の大先輩ですし、最後の勤務地の画図小学校が汀女さんの出身校ということで、子ども達は1年生から俳句を詠んでいます。偉い方ですが、身近な方でもあります。心が弾んだのを覚えています。嬉しかった…。
おまけに、選者は高浜虚子さんでした。名前だけは知っていますが、汀女さんとの繋がりがあるのに感激しました。ホトトギスとも…
句集は、昭和18年発行ですので、80年前になります。そこには、活版印刷で印刷された俳句が茶色に変色した紙の上に、いきいきと誇らしくうたってあります。
両面印刷ですので、凸凹はなく、ぎりぎりの印圧でとても美しい印刷です。職人さんの技術力の高さがわかります。文字の力強さと共に力強く残っている活版印刷に敬服しました。
これから2024カレンダー作成が本格的になります。予約を承っております。宜しくお願いします、