今日は、近くの川で精霊流しがあります。江戸時代から続くお盆の伝統行事です。今年亡くなった方を供養するため、船をこしらえて花や提灯、ろうそくで飾り付け、供物を供えて流します。日が落ちた頃、読経の後、大小様々な船を遺族や縁者が運び川にいっしょに入って流します。大きい船だと5m位あります。昨年は20そう位川原に並びました。花火や爆竹で、賑やかに荘厳な思いで下流まで船が流れます。船の舳先には亡くなった方の名前が書かれた旗が揺れます。川縁で見ている人たちは、旗に記された名前を見てありし姿を偲ぶのです。毎年繰り返される精霊流しですが、生かされていることを自覚する一時です。
御船の夏のお祭り、があーっぱ祭りも地蔵祭りも中止になりましたが、精霊流しは伝統を守って開催されます。早朝から商工会青年部の方々が準備を始めています。お天気も川の深さも流の速さも丁度いいようです。
8月16日は御船の精霊流しです。