12月も半ばになりました。工場はストーブと焼き芋とみかんでお客様をお迎えしています。
昨日は、男性3人で活版印刷体験に来られました。以前来られた方がお仲間を案内して来られました。 おお、スゲエと第一声。工場の中を見学され、活字はどんなふうに並んでいるのですか? 何で出来ているんですか?等々尋ねられました。 また、小さくて見えんとも。…私も同じです…
さて、何を作るか。なかなか直ぐには決まりませんので、サンプルを見てもらって、「私の一文字」と「名前」をコースターに印刷することにしました。 初号の活字棚の前でしばらく探しておられました。山ほどある活字の中から 一文字を選ぶのは難しいと思いますが、きっと今の心の中心にあるものではないでしょうか? 選ばれたのは「農」と「兎」想像が広がります。クワタを並べながら「パズルが好きだから」と手際よく作業が進みます。向きが反対ですよと言うと、しばらく考えて「あっ、そういうことか。」と納得されて組み直しされました。
テキンでの印刷。インキをのばすときのカランカランと心地よい円盤(インキディスク)の音、ガシャンガシャンとレバーを引く音、はい、グーっと力を入れて! そうっとコースターを取り上げ、おおーっと感嘆の声‼️ 満面の笑みでした。「よかですね。」「子どもも体験できますか」
お名前が入っているのでお見せできないのが残念ですが、想いのこもったカードが出来ました。大人の見学旅行の楽しい一場面でした。