池田活版印刷所便り_Blog

2023.9.9 活版印刷 汀女句集

いつの間にか蝉の声が聞こえなくなり、コオロギの声が近くで聞こえるようになりました。9月です。

おしろ蚤の市で、運命の出会いをしました。

中村汀女さんの句集が目に留まりました。俳句には興味がありましたし、高校の大先輩ですし、最後の勤務地の画図小学校が汀女さんの出身校ということで、子ども達は1年生から俳句を詠んでいます。偉い方ですが、身近な方でもあります。心が弾んだのを覚えています。嬉しかった…。

おまけに、選者は高浜虚子さんでした。名前だけは知っていますが、汀女さんとの繋がりがあるのに感激しました。ホトトギスとも…

句集は、昭和18年発行ですので、80年前になります。そこには、活版印刷で印刷された俳句が茶色に変色した紙の上に、いきいきと誇らしくうたってあります。

両面印刷ですので、凸凹はなく、ぎりぎりの印圧でとても美しい印刷です。職人さんの技術力の高さがわかります。文字の力強さと共に力強く残っている活版印刷に敬服しました。

これから2024カレンダー作成が本格的になります。予約を承っております。宜しくお願いします、DSC 4716DSC 4717

 

2023.8.11 山の日

明日のがあーっぱ祭りの準備で大忙しの町中です。私も商工会女性部の一員として関わってきましたが、多くの人の力を結集しないと祭は出来ません。今も会場作りで汗を流しておられます。頭が下がります。

大抽選会、スイカ割り、魚つかみ、100人コーラス、コロッケさんのショー、打ち上げ花火と楽しいことがいっぱいです。女性部のテントでビールとおつまみを販売します。お待ちしています。

先週、地域起こし協力隊員の企画のイベント「みふねさんぽ」が開かれました。浴衣を着て御船の町をそぞろ歩いて楽しんでもらいたいというものでした。浴衣の着付け、うちわ作り、ランチ、体験(煎茶体験、活版印刷体験)と盛りだくさん。

当店では、栞印刷体験に挑戦してもらいました。「好きな紙を3枚選んでください。」「どれにしよう、迷うね。」浴衣を着て活版印刷しているのは未だ見たことありませんが、レトロでタイムスリップしたようでした。手きんは、意外と重いです。声を揃えて、「いーち、にーい、さーんぎゅーにーい、さーん、ぎゅう。」そうっと手を伸ばして栞を取り上げると、にこーっと笑顔。とても喜ばれました。嬉しいですね。写真はメツ活字で遊んでいるところです。スタンプに押して、「ま、があった!」と大喜びです。自分の中の名前の1文字だったそうです。

短い時間でしたが12名の方が体験されました。御船の町を好きになってもらえたら嬉しいです。とてもいい企画でした。ありがとうございました。

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2023.7.29 活版印刷体験券

DSC 4602暑中お見舞い申し上げます。

異常な暑さにぐったりしています。連日の夕立と雷におののきながら、少しだけ涼を感じています。蝉時雨もやりすぎでしょうと木を見上げています。

さて、8月な御船町は祭一色になります。

8月12  13日は第50回があっぱ祭

8月16日は精霊流し

8月22 23日は地蔵祭

その中で抽選会や子ども達へのご褒美に、当店では「活版印刷体験券」をプレゼントしています。今回は大量に印刷しました。皆様のお手元に届きますように。

2023.7.6 七夕飾りを玄関先に

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ずうっと雨だったので七夕さんは屋内に飾っていましたが、青空が覗いたので軒下に急いで出しました。今年は4才の孫娘が積極的に飾りを作ったり、何やらアラビア文字のようにぽっぽっとペンを走らせて楽しそうでした。オリジナルの織姫と彦星には、驚きました。孫の成長は、喜びです。私は、家族の健康と世界平和と商売繁盛を願いました。

2023.7.1 梅雨真っ盛り

DSC 4554大雨洪水注意報が出ています。近くを流れる御船川もかなり増水しています。災害に備えてシミュレーションしています。工場は海鼠壁ですので、水の侵入は軽減できます。問題は、門を閉めても隙間から水が入ってきます。それをどう防ぐか です。幅が広く厚い板を近くに置いています。いち速く板を差し込むと水が入ってこないのでは、と考えています。水圧に耐えられるか?過去2回の経験を思い出しています。近所の食堂は土嚢の準備がしてあります。